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One Week //One Band Perufme 『チョコレイト・ディスコ』

One WEEK //One Band Perfume『チョコレイト・ディスコ』

パトリック・St・ミッチェル(Patrick St. Michel)

『チョコレイト・ディスコ』がPerfumeを救ったのは周知の事実だ。
 2007年の2月に発売されたこの曲はJポップ・アイドル、木村カエラの目に止まり、彼女は自分のラジオ番組内でこの『チョコレイト・ディスコ』をヘビロテし、Perfumeの3人の存在を世間に知らしめた。

 その『チョコレイト・ディスコ』をラジオで聴いたあるコマーシャルディレクターが次のコマーシャルにPerfumeの曲を使おうと決めた。それがあの全国的なリサイクルプロモーションのCMだ。
 この公共サービスのCMがPerfumeをJポップ界のトップに押し上げることとなった。もしこの『チョコレイト・ディスコ』が彼の耳に入ることがなかったら今のPerfumeは無かっただろう。

『チョコレイト・ディスコ』は全国の人々に知れ渡るようになり、いまやPerfumeの代表曲の一つとして知られることとなった。

 この曲は、その当時、名張市という山岳地帯の町に住んでいた私の2年間に重要な意味を与えてくれることとなったのだ。
 この町は美しい家並みの風景と日本における最大級のオオサンショウウオの生息地として知られているわりには、あまりにエンターテイメントが少なかった。
 
 ボーリング場、商店街、ラジコン自動車用のサーキット、カラオケボックス、そしてバッティングセンター・・・。飲み食いをする場所以外ではこのくらいだろうか。
 私は日本語をあまり話せなかったし、地元の人たちもほとんど英語を話す人はいなかった。名張市での私の生活は寂しいものになっていたかもしれなかった。

 しかし私は、町の人たちとの共通の話題を見つけたのだ、それがPerfumeだった。
 ほとんどの人は音楽の話しが好きだったし、町の人達が私に「どの日本のアーティストが好きか」と聞いた時、Perfumeが好きだと答えるとみな一様に驚いた。

 私の答えに対する典型的な反応の一つは「ああ!『チョコレイト・ディスコ』の!」というものだった。
 それ以来、私は町の人達とPerfumeやJポップ、その他の物事について会話をするようになった。半分はおかしな日本語ともう半分はおかしな英語で。私が英語を教えている生徒たちや他の先生達や飲み屋であった町の人達と私は楽しく過ごせるようになったのだ。

 ある出来事からこの『チョコレイト・ディスコ』はただの会話の橋渡し的なものではなくなり、私の思い出に深く刻まれることになった。
 それは同僚の女性の先生との2回目のデートの時だった。

 もう私達は名張市でのエンターテイメントにはもう飽きてしまっていた。
 ケーキを食べ、コーヒーを飲み、昼寝をする代わりにオオサンショウウオまで見に行ってしまった。もう残っているのはカラオケボックスだけだった。
 私達は学校の生徒達に見られないように町の外れにある、猫をテーマにしたカラオケボック(本当に猫がテーマなんだ)へ車を走らせた。

 日本でのカラオケボックはただ歌を怒鳴り散らす場所ではない。もっと、友達同士や家族やひと目を気にする恋人たちにプライベートな空間を与えてくれる場所だ。
 一度、中に入ってしまえば、そこから文化交流が始まる。彼女は嵐やGLAYなどのJポップの人気曲を歌い、私は日本人が知っていそうなビートルズ、マイケル・ジャクソンやカーペンターズなんかを歌った。
 そこで彼女は私がPerfumeを好きなことを思い出してしまった。彼女もファンだったのだ。

「じゃあ、一緒に『チョコレイト・ディスコ』を歌おうよ!」

『チョコレイト・ディスコ』の歌詞はPerfumeの曲の中でも、歌いやすいだけじゃなく、その歌詞の意味にも深みがある。
 この曲は日本でのバレンタインデーについての歌った曲だ。女の子が自分の好きな男の子の為にチョコレイトを買う。
 こんな馬鹿げたことが、特に高校生の世代にとっては、世界で一番重要に感じてしまう。気にしすぎて頭がどうにかなってしまうような気持ちにね。

 Perfumeはチョコレイトをあげる女の子の気持ちを歌うだけじゃなく、誰が僕にチョコをくれるのだろうと気をもむ男の子の気持ちまで歌っている。Perfumeは分かっているのだ。

『チョコレイト・ディスコ』は「楽しいダンス音楽」とよく表現されるが、歌詞からは恋に悩む恋心を歌った曲であることが分かる。
 はかなげなキーボードのメロディーとコーラスとの融合、『チョコレイト』と『ディスコ』との音節が私の張り裂けそうな心臓の鼓動とリンクしていた。

 私達は一緒に『チョコレイト・ディスコ』を歌った。
 好きな人の前で歌を歌うことは凄く怖かった。特に自分の知らない言葉で歌うときは。
 でもこの曲は彼女も一緒に歌ってくれた。
 私達はお互いに不安だったけれども、最終的にはお互いに満足感を味わうことができた。
『チョコレイト・ディスコ』は私の不安を取り除いてくれただけでなく、喜びをも与えてくれたのだ。

 私たちの関係はその後数か月しか続かなかった。
 でも『チョコレイト・ディスコ』はあの時の瞬間を今でも思い出させてくれる。あの瞬間をありのままに。
『チョコレイト・ディスコ』は単にチョコレイトをもらえるかどうかを心配している歌ではない、人生の感動を歌った歌なのだ。

※原文: One week//One band 
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非公開コメント

いい話

ちょっとホロっと来ました。
翻訳ありがとうございます(^^)

ええ話ですなぁ

ほんと、音楽の力っていうか魅力っていうか…

歌詞に重要性を感じていない男が作った歌詞が

ものすごく大きな意味を含んでしまう

それもPerfumeの魅力ですね

翻訳ありがとうございました

はじめまして!

Perfumeさん達の曲でこんな物語が出来たなんて、ホントに感動を覚えますね。・°°・(>_<)・°°・。

是非三人にも教えてあげたいです!
きっと喜ぶことでしょう。

翻訳ありがとうございました^ ^

Re: はじめまして!

あ~クリオネさん
コメントありがとうございます。いい話ですよね。私も三人伝えたいと思って訳していました。
今後共ご愛顧よろしくお願いします。


> Perfumeさん達の曲でこんな物語が出来たなんて、ホントに感動を覚えますね。・°°・(>_<)・°°・。
>
> 是非三人にも教えてあげたいです!
> きっと喜ぶことでしょう。
>
> 翻訳ありがとうございました^ ^

Re: ええ話ですなぁ

セラミックおじさん さま

コメント有難うございます!
そうですね。ここまでチョコの歌詞に思いを持っている外人さんがいたとは私も思いませんでした。
これもPerfumeの魅力のなせるわざですね。


> ほんと、音楽の力っていうか魅力っていうか…
>
> 歌詞に重要性を感じていない男が作った歌詞が
>
> ものすごく大きな意味を含んでしまう
>
> それもPerfumeの魅力ですね
>
> 翻訳ありがとうございました

Re: いい話

のっちぃのっち さま

読んでいただきありがとうございます。
これからもいい話を見つけたら翻訳していきたいと思います。
よろしくお願いします。

> ちょっとホロっと来ました。
> 翻訳ありがとうございます(^^)

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